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お悩み相談【退職後の進路】

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 今の職場を辞めることを決意したものの、来月からどうするか……そんな悩める知人の相談に乗ったときの話です。

 

 

 

 

心配事は……

 

知人が危惧していることは色々と合ったようなのですが、よく話を聞き出していくと、概ね下記の三点に集約できました。

(悩んでいると頭が働かないのか、整理することも難しい様子でした)

 

  • 空白期間が生まれること
  • 転職するまでの間は収入が無くなること、また、バイトをする場合の収入額
  • 自分が何(の仕事)をしたいのか分からない。(なんでもいいわけではない)

 

少し具体的な状況を説明しますと……。

 

今の職場を止めることを決意する。

 

その事を大学の恩師に報告したところ、バイトの代わりに、薄給で研究室で働くように手を回される。過去の経験から、おそらくサービス残業のような宿題も課せられる。

 

先述の件も含めて両親にも相談したところ、公務員試験を受けてみることも勧められる。(知人は前に一度、受験したことがあった)

 

という流れです。

 

ただ、知人の性だと思いますが、選択肢を検討せずに、恩師のもとで働くことを選択しようとしている雰囲気を感じました。

 

知人が言うには、それならば少し働きながら、大学の図書館で公務員試験の勉強もできるという論でした。

 

 

 

こんなことを話しました。

 

知人と私の会話内容を列記します。記憶から思い起こして書いたので、若干変な部分もあるかもしれませんがご容赦願います。

 

 

 

「薄給で研究室で働く」場合について

 

・外野がいくら意見を出しても、それがあなた(=知人)の性が故の選択であるならば、それは止められない。

 


 

・ただ、そこで働いた場合、私にはあなたが後悔する未来が見える(前例あり)。

 


 

・その仕事をしてもお金についての心配や問題が解消されるわけではない。

 


 

・当然受かるつもりで試験を受けるとして、それでも公務員試験に落ちてしまった場合、二足のわらじであったことを【自分への】言い訳にできてしまう。勉強に集中できていれば結果は変わっていたかもしれないと。これは後悔につながる

 


 

・しかし、勉強に集中した結果として落ちてしまった場合には諦めがつくかもしれないし、何よりも後悔はしない。悔しい想いをすることにはなるかもしれないけれど、その代わりに公務員以外の仕事を探す(選ぶ)という方向に意識を切り替えることができる。

 


 

・その経験や知識はあなたの人生において無駄になることはない

 

 

 

「公務員試験に集中する」場合について

 

・転職するまでに空白期間が存在すると、悪い評価を受けるのではないかと心配しているようだけれど、試験の為に勉強していたことに悪印象を抱く人間は(普通)いない。

 


 

・転職の採用面接で空白期間を説明するにあたり、公務員試験には落ちてしまったことを言っても問題はない。(受かっていたらそもそも面接に来ていない為)

 


 

・公務員試験に落ちる人間は不採用なんて会社は(普通)ない。仮にそんな会社があったならば、間違いなく何か影のある会社。

 


 

・公務員試験の結果が出るまでの間、無収入だと死んでしまうわけではない。

 

 

 

その他・全般について

 

悩みはストレスに直結する。

 


 

悩み決断ができないから生まれる。

 


 

決断とは結論を出すことではない。時間が経てば考えが変わることもある為、今はしないという答えも一つの決断である。

 


 

決断を曖昧にして、悩みを持ち続けたままに進むことが最も良くない。後悔の種になる。

 


 

決断をする際に、失敗することや成功することまでを考える必要はない。失敗も成功もどちらも無駄にはならない。どちらも次の決断を行う為のきっかけや材料になる。

 


 

・失敗を恐れて望んでいた道を選ばなかった時、確実に後悔は生まれ、ストレスになる。

 


 

・成功率が高い道を選んでも、成功率が低い道を選んでも、そこには単純な良し悪しは存在しないし、量れない。

 


 

・あなたが後悔しない決断をすることが何よりも大切。

 


 

・最終的にはあなたが決断するしかない。

 

 

 

余談

 

知人は自分のことがよく見えていないようでした。

 

とは言っても人類は全般的に、自分で自分のこと分析することが苦手なので当たり前ですけれど。

 

そんな知人には自身を見つめ直したり、人から受けた自分の評価を脳内でも良いので、リスト化してみたらどうかと提案してみました。

 

すると、知人の自己評価は「自分に甘い所がある」でしたが、周囲からはストイックであると評価されていたようです。

 

つまるところ、自分のこと(プライベート)については甘いけれど、対外的なこと(仕事のこと)にはストイックであるということです。

 

仕事仲間からはプライベートの部分までは見えないのでそのような評価になったのでしょう。

 

この対話を経て、知人は自身の視野が狭まっていたことを自覚できたと言いました。

 

話を切り上げる際には、知人はもう少し考えてみると言っていました。

 

しかし、相談開始時と比べれば、格段にポジティブになったように見えました。

 

 

 

大事なことは……

 

  • 人と話してみる(一人で悩まない)
  • 状況や悩みを整理する
  • 自分が後悔しない決断をする

 

こんなところでしょうか。

 

もしお悩みがあればご相談ください。責任は取れませんし、対応しないかもしれませんけれど……悩みが減るのは良いことだと思います。ありきたりな言葉ですが、「言うだけでも楽になる」というやつです。プレッシャーには弱いので、あまり期待はしないでください。以上、保身に走りました。

 

以上、『お悩み相談【退職後の進路】』でした。