PCを使っている人にはお馴染みのマウス。
みなさまはどのようなマウスを使っているでしょうか?
ワイヤレス? 充電式? PC購入時に付属していたもの? あるいは左利き用?
マウスにはさまざまな種類のものがあります。
大きな分類では
⇒有線 ・ 無線(ワイヤレス)
無線であれば
⇒乾電池式 ・ 充電式
さらに高性能なマウスになってくると、ホイールに切り替え機能がついているとか、水平スクロールができるとか、戻る・進むなどのアクションを割り当てるボタンがあるとか……考えることがたくさんあって困りますね。
マウスに何を求めて、何を優先するかは、人によって異なるわけです。
しかし、私がおすすめしたいマウスは実に単純です。
手が大きい人に合うマウスです!
具体的にはこれ(↓)です。
見た目からしてカッコいいですよね!
これが私のおすすめするマウス……
※マウスについて検索するうちに、Logicoolの名前は何度も見ているかもしれません。スイスに本社を置く会社で、人の手の形に合ったマウスを自社でデザインしています。このマウスも人間工学に基づいた製品なのかもしれませんね。
詳しいことは後述していきますが……
私が今までに使ったマウスの中で、一番使い心地が良いマウスです。
購入に至るまでの経緯
私は以前、同社のM705r(今は販売していません、新しいモデルはM705m)を使っていたのですが、約7年間も使い込んだあたりで、遂にクリックの反応が悪くなってしまい、やむなく買い替えを検討し始めました。
検討すると言っても、候補は少なかったです。
なぜなら、買い替えるならやっぱりLogicoolのマウスがいい! という想いがあったからです。
Logicoolのマウスを一度使うと、スッカスカの安価なマウスにはもう戻れません。Logicoolはいいぞ!
買い替えを考えるにあたって、私が以前に使っていたM705rについて、一つだけ残念だと思っていた点がありました。
それは、手を置くのではなく、摘まむような持ち方をすることです。
これはM705rに限った話ではなく、標準的な大きさのマウスすべてに言えることですが、手を置けないサイズのマウスの場合、手を動かしている間は常に手の形を保つ必要がありました。それなりに手首への負担になっていたので、そこはなんとかしたいと考えていました。
その結果、同社から出ていたサイズの大きなマウス
――MX Master 2S――
を購入することに決めました!
ちなみに対抗馬はトラックボールマウスのSW-M570でした。
トラックボールは使ったことがないので興味がありました。デスクから離れた位置から操作できたら便利だろうなぁとは思っていましたので。しかし、絵を描くには向いていなさそうだったので 、今回は惜しくも敗退となりました。(←ペンタブを買えって話なんですけどね)
次に、購入を決めた MX Master 2S を詳しく見ていきましょう。
MX Master 2S の特徴
使い心地がとても良いです。
・カーソルとの連動がしっかりしていて動きが滑らか。
・適度に重量があるのでマウスを動かしすぎることがない。
・手を置けるサイズ感なので、手首に負担がかからない。
・細かいことは後述しますが、便利な機能がたくさんついている。
▲全体的に丸みがあるくせに、ところどころでシャープなフォルムがカッコいい。
大きさ
次は MX Master 2S のサイズ感について、具体的に説明いたします。
まずは、参考にするための尺度として、私の手の大きさを伝えますね。
私の手の大きさは中指の先端から手首までで、約19.5cmです。
参考画像(右下)を用意しました。
※マウスと手の画像の大きさ比率は、実物と同じではありません!
このぐらいの手の大きさだと、
ちょうど手を置きながら操作するのに良いサイズ感です。
長時間操作していても手が疲れません。
多少の差を見込んだとして……上記の測定方法で、手の長さが19cm以上の人に適した製品だと思います。
18cmぐらいの人だと、ホイールの位置が遠い可能性があります。
もし可能であれば、実物を触って確認した方が良いでしょう。
搭載されている機能
まずは大分類であるところの線と電池から触れていきます。
1.有線ではなく、ワイヤレス式が採用されています。
具体的には、本体購入時に付属してくるレシーバーをPC本体に接続します(USBタイプは画像のとおりType-A)。接続口がないPCもあるので注意してください。
2.乾電池式ではなく、充電式が採用されています。
近年の生活では乾電池を使うことが少なくなって来たので地味に助かりますね。本体購入時に付属してくる充電ケーブルで充電します。(USBタイプは上の画像にもあったとおりType-A)。こちらも接続口がないPCもあるので注意してください。
ちなみにケーブルの長さは約127cmです。1mもあるので、短くて困るようなことはないでしょう。充電しながらのマウス操作も可能ですが、USBの接続口をレシーバーと併せて2つ占有することになります。接続口の空き数に注意。
3.ホイールがフリースクロールに切り替わる。
マウスにはホイールがついていますが、MX Master 2Sの場合、ホイール下にあるボタンを押すことで、フリースクロール(長い画面を素早く移動できる)に切り替わります。
また、ボタンを押さずとも、ある程度の勢いをつけてホイールを回転させた場合にも、自動的にフリースクロールに切り替わります。
4.水平スクロールが可能。
通常のスクロールは画面の上下移動ですが、水平スクロールの場合は画面を左右方向に移動します。これがあると意外と便利です。例えばイラストソフトでの作業時とか。
5.ジェスチャーボタンを割り振れる。
Logicool Optionsというドライバーをインストールすることで、マウスの動き方やボタンの割り振りを変更することができます。
▲最初の画面。白い○の箇所に機能を割り当てることができる。
▲カーソル(ポインタ)の移動速度を変更できるため、自分の作業スペースの広さや、手の動かしやすさに適した感度に調整できる。また、先述した自動でフリースクロールに切り替わる機能(画面上ではSmart Shift)についても、ここで無効化や感度変更が可能。
▲様々なジェスチャーを割り当てられる。例えば、コピー、貼り付け、ウインドウを最小化など。わざわざキーボードを使ったり、右クリックから項目を選ぶ必要がなくなる。
6.マルチデバイス切り替え機能。
レシーバーが接続されたPC(デバイス)が複数台あれば、マウスの裏側にあるボタン1つで操作対象のPCを切り替えることができます。数は3台まで。ただし、製品に付随するレシーバーは1つだけですので、この機能を使用する場合は別途レシーバーの購入が必要です。
また、この機能を用いれば、PC間でのコピー&ペーストも簡単にできるらしいです。(私はレシーバーを接続できるパソコンを複数台持っていないので試したことはありませんが……)
これにてMX Master 2S がどのようなマウスなのか説明できたと思います。
なぜ新型ではないのか?
MX Master 2S は、2017年に発売が開始された製品で、私が買った時点で既に型落ちしていた少しだけ古いマウスです。
では、どうして新型ではなく、古い製品を買ったのか?
それはシンプルにコストパフォーマンスの問題です。
例えば、7000円で購入したマウスを7年間使用すると、1年間で1,000円分の働きをしたことになります。
支払った額に対して、マウスが満足のいく働きをしてくれたのならヨシ!
そうでなければコスパが悪かったということになります。
結局のところは個々の価値観で決まるのがコスパなので、「○○○○円以上は高い!」といった基準は存在しませんが、私であれば年間2,000円までいくと高く感じます。
Logicool の作る製品は、「マウスを買うならLogicoolのマウスがいい!」と思うほどには良い製品なのですが、その分、他社製品と比べてお高めの値段設定となっています。
つまり……
Logicool のマウスが買いたい!
⇒でも、新型を買うにはちょっと高いな……
⇒型落ちしている製品なら値段が下がってる!
という思考が働いたのです。
――古いものは性能が悪いんじゃないか?
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは全くありません!
もともと(私の所感では)Logicool のマウスは他社製品よりも優れているので、多少古かろうと安価のマウスに劣ることはありません。
値段が高いものには、それなりの価値があるものです。
(そうではないものもあるので、粗悪品を掴まされないように気をつけるべきですけどね……)
ちょっと背伸びしたマウスを使いたい。
そんな人には、あえて型落ちしているMX Master 2Sをおすすめします。
▼おすすめ!――MX Master 2S MX2100sGR――
私は去年の夏ごろにAmazonで新品を8,800円で購入しましたが、執筆時に確認したところ、なんと12,500円↗になっていました!
値上がりしたっ!?
もしくは私が購入したときには何かのキャンペーン中だったのかもしれません。
2019年発売の新型は13,500円だったので、この場合は1,000円の差額しかありません。
その値段を出すのなら、いっそのこと新型を買ってしまった方が良いかもしれません。
▼新型――MX Master 3 MX2200sGR――
元の値段が大きい商品のためか、その時々で価格が変わってしまうみたいですね。
実際の値段は商品ページで確認、比較してみてください。
せっかく買うのであれば、安いタイミングがいいですからね。
最後に
あと、最後にお忘れなきように再度お伝えしておきますが、このマウスは手や体が大きな人に合うマウスとして紹介しています。
ご購入を検討される際には、きちんと手の大きさを測って、自分の手に合うかどうかを考えてから購入してくださいね。
(クリスマス会のように、誰の手に渡るか分からないような状況で贈るものではありませんよ!(; ・`д・´))
もし、測るものがないようでしたら、A4サイズのキャンパスノートの横幅を参考にしてみてください。それが約18cmなので、それより一回り大きいぐらいの人にはピッタリな大きさだと思います。
以上、『手や体が大きい人に合うマウスはこれ! ―独断と偏見によるおすすめ―』でした。