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【あつ森】懐古ユーザーは語りたい。どうぶつの森が得たもの失ったもの。

 

任天堂から発売されている【どうぶつの森】シリーズの最新作

 あつまれ  どうぶつの森 (通称:あつ森)

 

あつまれ どうぶつの森 -Switch

 

について、一か月遊んだところで色々と思うことや感想がありましたので、少しだけ語らせてください。

 

※発売から半年が経過し、今更だと思われるでしょうけれど、
 switchが手に入ったのが9月なので仕方がないのです…おのれコロナ!

 

ちなみに私は【無印】と【e+】を遊んだ記憶があります。
あと【おいでよ】も遊んでいるはずなのですが、DSの上画面に映った風船をパチンコで撃ち落としたこと以外はさっぱり覚えていません。我ながら摩訶不思議です。


まぁそんなことは置いておいて、本文へいきましょう。

 

 

 

 

あつ森でたもの

まずは従来作品から変化(進化?)して得た魅力について。

 

ラフィックの向上

 任天堂の最新機である Nintendo switch 向けに作られているだけのことはあって、ゲームを始めてしばらくの間は、空も海も植物も、見ているだけで楽しくなるぐらいに美麗かつ繊細に動きます

 そのためか、頭文字Gが(多分)いなくなりました。ネタとしては減点ですが、モザイクが必須になるので賢明な判断だと思います。

※私はあつ森に関しては攻略サイトや動画を一切見ないで遊んでいるため、確信情報を持っていません。ご了承ください。

 

海の幸がれる

 従来からいた虫と魚のほかに、素潜りで捕獲する【海の幸】というカテゴリーができました。これによって生き物や遊び方の種類に幅が出たので、ゲーム全体のボリュームが増えて嬉しかったです。

 ただ、泳ぐ速度が遅いために次第に億劫になってくるところはいただけませんでした。足ヒレを装着すれば海上の移動速度が上がる、とかあればなあ…

 

物館の展示クオリティが凄まじい

 以前は(一部の例外を除き)寄贈した生き物が、並べられた水槽や囲いの中に入れられているだけでしたが、今作では生き物ごとにそれぞれの生態系を活かした展示方法になっていて、とても見ごたえがありました。北海道の【旭川動物園】的な展示と言った方が伝わりやすいかもしれませんね。また、化石の展示室についても、無機質な白い箱型から卒業していたのは非常に喜ばしいことでした。

 現実的な話をすると、美術館などはずっと同じ展示品を飾るわけでもない限り、その作品ごとに適した空間を用意することはできません。そのような創意工夫が行われているのは、主に現代アートの展示をする美術館になります。例えば金沢の【21世紀美術館】はその典型的な例だと思います。

 また、同じ建築家が設計した美術館で、軽井沢に【千住博美術館】という施設があります。こちらは今挙げる例としては少しばかり適していないかもしれませんが、ただの箱型ではない美術館なので、調べてみたり、訪れてみると面白いかもしれません。

 

に家具を飾ったり、地に手を入れられたりする

 家の外にも家具を飾れるようになり、己のセンスを発揮できる場面が増えました。また、地面を砂地やレンガにしたり、川や崖の形状を変えたりもできるようにもなりました。その結果、島全体をコーディネートできるようになったので、ネタに富んだ島や自分好みの島がつくれるようになり、自由で豊かなデザインが可能となりました。私的には、この変化は画期的な進歩だと思っています。

 現実では、持ち家と言うと建物ばかりが注目されがちですが、その実、周辺環境や 外構 エクステリア なども非常に重要な要素なので、そこに着手して貰えて大変嬉しく思います。

 ハニワ君が常駐しなくなったことは少しだけ残念ですが…

 

多種多様な

 服装のパーツと種類がとても多くなったため、幅広く自由なオシャレができるようになりました。気分に合わせて着替えたり、チャレンジ精神に溢れたファッションコーディネートをしたり…「この上下にはこの靴と帽子が合うかな……でもこっちの方が色味は良いなあ…」とか、そんな風に試行錯誤する時間は思ったより楽しかったです。

 現実のファッションでは、自分の顔付きや体格、お金などが重要になってきますので、これだけの着せ替えができるのはゲームの特権ですね。素晴らしい。

 なお、ファッションを収納数の概念から除外してくれていたら、もう一切の文句なく、完璧でした…

 

真を撮れる

 最近のゲームでは写真を撮れるのが当たり前のようになって来ている気がします。あつ森もその例に漏れず、Nintendo switch 本体が有するキャプチャー機能の他に、ゲーム内専用のカメラ機能があります。現実ではあまり写真を撮らない私でも、毎日一枚ずつは記録に残し、時折見返しています。無人島から村になっていく様子を見返すのは、なかなかに趣があって楽しいです。

 あと、スタジオという機能によって、自分本位に様々なシチュエーションを思い描いての写真撮影も可能だったので、私は想像上の学生運動の風景を撮影したりしました。運動の中心人物に添えてしまったメープルさんには、後で粗品をお送りしました。

 

マイザインの使い道が増えた

 マイデザインの反映は、服装や床・壁は当然として、イーゼル(キャンパスとそれを置く台)、壁掛け、スマホの柄などにも対応できるようになりました。また、png形式の画像のように透過部分を設定することもできるようになりましたし、やりよう次第で色々と遊べそうです。 願わくば絵心をください←

 

納できるようになった

 以前はクロゼット等に少しだけアイテムを収納できましたが、それが大幅拡張されたうえに、家に基本機能として付いています。明らかに四次元空間ですが、便利なのでヨシ!

 ただ、今作は家具にしても服装にしてもその他アイテムにしても、とにかく種類が豊富なので、それでも全く足りません。増築に伴って収納限界数が拡張するとは言え、それでも不足します。自由な村づくりを推奨しているかと思いきや、ここで要らぬ面倒が発生しています。システム上の都合なのかもしれませんが、実に勿体無いです。

 

住民たちの動パターン

 以前の住民たちの行動パターンは、歩く、虫や魚を眺める、立ち寝をする等でしたが、今作では住民同士で挨拶をする、花を観察する、虫を追いかける、魚釣りに勤しむ、ヨガをする、木の根元に座る、椅子に座って寝る、etc…と、彼らは彼らなりに日常生活をしているような様子が見れて、その動きを目で追いかけたり、写真に収めたりするのが楽しいです。

 

 

 

 

 

あつ森でったもの

次に、従来作品から変化(劣化?)して失った魅力について。

 

住民との楽しい

 住民たちとの会話ですが、「こんにちは、今日もいい天気ですね!」的な、薄味の会話ばかりになったような気がします。例えるとしたら【友人】ではなく【隣人】のような…【挨拶】があって【会話】がないような…そのような印象を受けました。無作為に集められた真っ当な社会人たちがコミューンでの生活を強いられているような感覚? …いや、これは言い過ぎですね。

 とにかく私が味わいたかったのは、突然謎のクイズが始まったり、他の住民との軋轢を匂わせる発言があったり、訳の分からない内容が面白かったり、選択肢のどちらを選んでも怒ったり落ち込んだりされる、そんなジョークに富んだ会話でした。平たく言うと、友人同士がするような会話が見たかったです。

 また、住民同士が会話をする瞬間がかなり少なくなったように感じました。○丁目○番地のような区画がなくなり、住民たちの接触機会が減ったことが原因なのか、あるいは前述した行動パターンが増えたことが原因なのか…それは分かりませんけどね。

 

住民との密さ

 私の記憶では、仲良くなった住民は送った服に着替えてくれたり、向こうから挨拶をしてくれたり、そんな思い出があるのですが…今作ではそのような親交の深まりを感じませんでした。親密度的な要素は、おそらくこのゲームの中にもあるはずなのですが、どの瞬間に感じられるのでしょうか? 住民たちの交流がまだまだ足りていないのですかね? よく分かりません…住民たちは最初からずっとニュートラルな雰囲気があります。リアクションを教えてくれるのはそれに該当するのかもしれませんが、そんなに仲良くなったような記憶がないんですよね。とすると…やはり会話の無味乾燥さが原因でしょうか?

 

日でも遊びたくなる楽しさ

 島で過ごす日々がある程度経過すると、次第にやることが作業化されていき、しまいにはやりたいことが何もなくなります。昔っから日課(果物を収穫して売るとか)はあったと思いますが、それが更にマシマシになった感じ…ソシャゲの悪い文化を受けてしまったような感覚があります。もしかするとボケットキャンプの影響かもしれませんね。

 原因の一つに【DIYの導入】が挙げられます。DIYの素材集めのために、木材を淡々と切り出し、岩から鉱石などを淡々と採取します。

 あとは【マイレージ+】と言う、マイルを貯めるためのデイリーミッションのようなシステムも原因だと思います。最初の頃はともかくとして、基本的にはこれとタヌポートへのアクセスでしかマイルを稼げませんので。

 気付いた頃には【 ゲームを起動 → 島を一周 → ショップを閲覧 → タヌポートにアクセス → マイレージ+の消化 or 離島に行って何もせずに帰る → セーブをしてやめる 】と、そんな日々になります。

 …イベント日が少ないのかもしれませんね。

 

道具がれる

 斧は以前から壊れましたし、そもそも使う機会が少なかったので気になりませんでしたが、今作からはスコップや釣り竿なども壊れるようになりました。また、今作では斧を使用する機会も増えました。このシステムのおかげで何をするにも面倒です。

 あのですね、私だってファイアーエムブレムだったら武器が壊れるシステムの方が好きですよ。でも、どうぶつの森で日用品が壊れるシステムに、果たしてどのような需要があったのでしょうか?

 

 

 

 

 

最後に二言

調べてみたら実に15年振りに遊んだどうぶつの森でした!

※なので、この記事内で言ったことは既に前作から変更されていた仕様かもしれません。

 

今作は無人島スタートということもあって、従来のシリーズとは一味違う仕様だったと思います。写真の項目で語らせていただきましたが、それはそれで面白さがあったので、良い試みであったとは思います。

 

ですが、残念に思う部分が多々あったのも事実なので、次回作を出すときには、失ってしまった魅力を取り戻し、住民たちと楽しく魅惑的なスローライフが送れるようになっていると嬉しいですね。

 

さて、ここまでにいろいろな感想を述べてきましたが…

 

欠点や物足りない点は確かにありますが、
それらを踏まえたうえで、
家も服も島も、すべてのコーディネートが楽しめる
とても面白いゲームでした!

 

 

それでは、最後に二言だけ言って終わろうと思います。 

 

  • ゲーム内で撮った写真をブログに載せたかった…
    (ですが、PCへ移すのはかなり面倒臭そうだったので…)
    QRコードで読み込む機能が追加されたため、
    スマホ経由で持ってこれるようになりました!

  • あさみさんは相変わらずで素晴らしかった
    (これが、顧客が本当に必要だったもの)

 

以上、『【あつ森】懐古ユーザーは語りたい。どうぶつの森が得たもの失ったもの。』でした!  ( ゚Д゚) クワッ!

 

2021/02 追記:販売が開始されて一年が経とうとしている今でも、無料アップデートによって新しいイベントや家具、リアクションなどが追加されているため、「今更遊び始めるのは遅すぎるかな?」と言った心配は要らないと思います。……と言いますか、約半年間遊んでも収集要素が終わる気配がありません。このゲーム、ボリュームがおかしいですよ(誉め言葉)。